鹿児島大学教育学部

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鹿大生 最高裁判事と懇談しました!

教育学部の法律学ゼミに所属する加藤 大雅さん、首藤 響輝さん、宮内 優さん、柳 惣太さん、木村 望和さん、田中 絢子さん、原口 凌魁さんが、ゼミ活動の一環として、6月20日、最高裁判所の役割、組織運営などについて学ぶため、指導教員の宇那木 正寛教授(行政法)とともに最高裁判所を訪問しました。なお、今回の訪問は、宇那木教授の恩師である宇賀 克也判事のご高配により実現したものです。

訪問当日、最高裁判所正面玄関にて、宇賀判事付の尾山 雄次秘書官がゼミ生らを出迎えてくれました。秘書官は、裁判所法54条に定めのある職名で、最高裁判所判事の命を受けて、機密に関する事務を掌るなど重要な職責を担っています。

まず、ゼミ生らは宇賀判事に訪問の挨拶をしたのち、尾山秘書官の案内で大法廷や大ホールなどを見学しました。大法廷で扱う事件は年間数件にすぎません。しかし、上部から自然光が降り注ぎ、静謐かつ荘厳な雰囲気をもつ大法廷の存在感は圧倒的なものでした。ゼミ生らは、大法廷の判事席に着座する許可を得て、判事席から大法廷を見渡すという貴重な体験もさせていただきました。さらに、尾山秘書官から日本の司法を支える裁判所職員のお仕事についても詳しく説明いただきました。

次に、判事室に移動し、ゼミ生らは宇賀判事と懇談に臨みました。ゼミ生らは、これまで特に印象に残った担当事件、反対意見を書くときの心境、行政法学の役割、AIと法の関係など多方面にわたる質問を行いました。宇賀判事には、ひとつひとつの質問に対し大変ご丁寧に答えていただきました。最初は大変緊張していたゼミ生でしたが、宇賀判事の優しく誠実なお人柄にふれ、徐々に緊張感もとれ、最後は、笑みがこぼれる場面もありました。

ゼミで行政法の判例を研究しているゼミ生たちにとって今回の訪問は、日本の司法を学ぶうえで、とても貴重な財産となりました。

 

(鹿児島大学HP)

【教育学部】鹿大生 最高裁判事と懇談しました

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